ゴールキーパー

f:id:kanya0906:20200127102726j:image

僕の現役の時とゴールキーパーに求められる要素は本当に変わってしまった。

憧れのキーパーといえばインターミラノイギータデンマークピーター・シュマイケル。メキシコのカンポスパラグアイチラベルトまだまだあげればキリがない。皆んなスターだった。

今は、日本のゴールキーパー育成はしっかりとしたマニュアルがある。おそらくそれどうりに指導すればある程度のキーパーは育てられると思う。でもそれだけではスターは生まれない様な気がする。

昨シーズンJリーグで最も輝いていたと個人的に思っているキーパーは横浜マリノスのパク・イルギュ選手。抜群のシュートストップとDFかと思うくらいのプレーエリアの広さ後は何と言っても見ていて面白いし花がある。

前で触れた日本のゴールキーパー育成マニュアルはキーパーを目指す選手だけでなくサッカー選手を目指す全選手が経験するべき内容だと僕は思う。最高のコーディネーショントレーニング!皆さん気づいてくれると良いと思うのですが・・

育成年代の試合を見ているとキーパーに対して『なんでキャッチしないんだ!』とか『なんで前に出ないんだ!』って言うナンデナンデ星人のコーチをよく見かける。取れなかったからしょうがない。前に出れなかったからしょうがない。

次は手で取ってみよう。とか次は前に出てみよう。って選手自身がトライしたくなる声かけをしないといつまでたっても出来る様にならないと思う。フォワードに対しては何回外してもシュート打とう。って言うのにキーパーに対してトライした事に対して褒める言葉が少なすぎると思う。きっとそういうコーチはキーパーの事知らないからしょうがない。あくまでも育成だからエラーはしょうがない。試合の結果にフォーカスしすぎずキーパーにもっともっと自分から進んでチャレンジする環境がないと技術の向上してもスターが出てこないと思う。ジュニアでの失敗がジュニアユースで・ジュニアユースでの失敗がユース・ユースでの失敗がプロになってから生きてくる。そういうキーパーコーチがたくさん出てくるといいなぁ。と期待してしまう。

川口能活さんや楢崎正剛さんの様なキーパー界のスターを育てるためには技術は本当に大切だと思う。それよりミスしてもチャレンジしようという気持ちを育てる事も同じくらい大事。

自分が現役の時にこれがわかっていたらもっと上手になってたんだろうなぁ。って思う。